20170306 Opel Zafira お別れ
H13(2001)年車をH19(2007)年に買った中古のOpel Zafira。今日廃車にした。7人乗りで他の家族を載せたりしたこともあるし,たくさん荷物を載せられるので,なにかと重宝し昨年4月の子どもたちの引っ越しまではと,使ってきてずいぶん活躍して貰った。もう子どもたちも大学に出てしまったので,大きな車は必要なくなっている。次の子どもたちの引っ越しまで騙せるかなと,昨年10月にベルトやテンショナー,バッテリも変えて車検を通したのだけど,この状態で車検を通したのはやはり間違えでだったようだ。トラブル続発。
まず,運転席側のラジエータからの水漏れ(フロントのラジエータは数年前に交換済み)。これを直すにはエンジンを外す必要があって十数万円するし,あるいは,車の暖房を効かなくするかどちらかしかないというが,さすがに暖房もない車で冬はつらい。水漏れ防止剤を試してみたが,今回は効果なし。それから,リアハッチのダンパーがダメになって,開けた状態が維持できなくなった。数年前からキーレスエントリーは動かないし,エアコンも昨夏から効かない。
実は1月に買い換えようと契約までしたが,突然職場の異動の話がもちあがり,キャンセル。先週,異動は無いことがはっきりしたが,車はそのまま。いつまで騙そうかという状況だった。
今回,ダメになったのはATシフト。シフトは動くが,シフトからワイヤーがトランスミッションに伸びていて,それが外れたというのが事象。前兆は2週間前くらいからあり,なんか変だったのだが,昨日,ランニングに行って,ダムの駐車場に止めておいて走り終わって帰ろうとしたところ,ギアが全く入らない。しばらくして試してもだめ。日曜だったので,JAFを呼んでも持って行く先がないので,月曜日に持って行くことにして,車には書き置きして,妻に迎えに来てもらった。その後,早速,次の車を物色に。すぐ決める気はなかったのだけど,今中古車市場は車が動く時期らしくセールもやっていて,条件が良かったのですぐに決めてしまった。何にしたかは次回。
今朝はJAFを予約しておいた。自宅と車が置き去りになった場所の中間地点にJAFがあり,朝,そこに寄って現場まで。JAFの人は,Jafmateの「JAFの親切なプロに助けてもらいました」に出てくるようないいおじさんと若い人で,とても優しくて,しかもすぐに原因を思いついたらしく,久しぶりにいいプロをみたなあと。あのJafmateの話は本当だったんだなー。
JAFは一部では利権団体と非難はされているが,逆に雇用がちゃんとしている分,担当者が長く仕事をでき,経験を積んで事故に詳しいプロになれる職場なんだなと思った。昨今,接客はバイトか,あとはガツガツしたセールスの人ばかりで,すっかり店のサービスで気持ちの良いことは減ってきたが,銀行の窓口や市役所などの応対でも,やはり雇用の安定したところの人の応対はとても丁寧だ。こういうのって大事なんだなー。
ところが,到着したら故障車の鍵をもってくるのを忘れた。これを取りに行く。2往復40km。。。JAFの人はすぐに原因を見つけて,手を突っ込んでP,R,Dにシフトを変えることができるのを確認。応急的にシフトとワイヤーを縛って,自走も可能に。パーキングに入ってると引きずるのも難しいし,結果的には良かった。ディーラーまで持って行ってもらう。JAF会員なので15km以内だと無料ということで,これも無料で。
次で8代目の車になるが,以前にも一度,エアコンが壊れた車をムリに使おうとしたことがあって(Peugeot205),その時も,結局とても使いにくく,使用頻度が減ってしまった。暑さ寒さよりも,窓が曇って危ないから。そのときもムリに車検を通してまもなくエンジンが怪しくなり,廃車。エアコンがダメになる頃には,ゴム類をはじめ,他のいろんな部品に不具合がでてくる。今回のシフトの故障も結果的には大したことなく直せば数万円だろうが,他にも懸念はある。車は好きだけど乗ってなんぼの考えなので,稼働率が下がると価値は半減。これからどんどん修理工場にいる時間が長くなりそうなので,お別れすることにした。
自動車の品質工学の先生に「故障」と「寿命」の違いというのを教えてもらったことがある。定義では「故障率が急激に上がるところを寿命とする」ということだったんだが,これはやはり正しいんだなと思う。なにせ,品質工学の目標は,すべての部品が一斉に寿命を迎えるようにすること,つまり,特定の部品が過剰品質でなくなること,が,そもそも自動車の作りの方針なのだ。もちろんオーバーホールすれば直るが,自動車は本当にたくさんの部品からできており,それをすべてオーバーホールすることはやはり現実的には難しい。エアコンが壊れたら次の車検は通さないことにしよう。
機械の寿命を決めるのは人間。愛着もあるいい車だったけど,お別れ。家族とともに過ごした10年間,ありがとうね,Zafiraくん。
給油・修理履歴
納入時
感想
まず,運転席側のラジエータからの水漏れ(フロントのラジエータは数年前に交換済み)。これを直すにはエンジンを外す必要があって十数万円するし,あるいは,車の暖房を効かなくするかどちらかしかないというが,さすがに暖房もない車で冬はつらい。水漏れ防止剤を試してみたが,今回は効果なし。それから,リアハッチのダンパーがダメになって,開けた状態が維持できなくなった。数年前からキーレスエントリーは動かないし,エアコンも昨夏から効かない。
実は1月に買い換えようと契約までしたが,突然職場の異動の話がもちあがり,キャンセル。先週,異動は無いことがはっきりしたが,車はそのまま。いつまで騙そうかという状況だった。
今回,ダメになったのはATシフト。シフトは動くが,シフトからワイヤーがトランスミッションに伸びていて,それが外れたというのが事象。前兆は2週間前くらいからあり,なんか変だったのだが,昨日,ランニングに行って,ダムの駐車場に止めておいて走り終わって帰ろうとしたところ,ギアが全く入らない。しばらくして試してもだめ。日曜だったので,JAFを呼んでも持って行く先がないので,月曜日に持って行くことにして,車には書き置きして,妻に迎えに来てもらった。その後,早速,次の車を物色に。すぐ決める気はなかったのだけど,今中古車市場は車が動く時期らしくセールもやっていて,条件が良かったのですぐに決めてしまった。何にしたかは次回。
今朝はJAFを予約しておいた。自宅と車が置き去りになった場所の中間地点にJAFがあり,朝,そこに寄って現場まで。JAFの人は,Jafmateの「JAFの親切なプロに助けてもらいました」に出てくるようないいおじさんと若い人で,とても優しくて,しかもすぐに原因を思いついたらしく,久しぶりにいいプロをみたなあと。あのJafmateの話は本当だったんだなー。
JAFは一部では利権団体と非難はされているが,逆に雇用がちゃんとしている分,担当者が長く仕事をでき,経験を積んで事故に詳しいプロになれる職場なんだなと思った。昨今,接客はバイトか,あとはガツガツしたセールスの人ばかりで,すっかり店のサービスで気持ちの良いことは減ってきたが,銀行の窓口や市役所などの応対でも,やはり雇用の安定したところの人の応対はとても丁寧だ。こういうのって大事なんだなー。
ところが,到着したら故障車の鍵をもってくるのを忘れた。これを取りに行く。2往復40km。。。JAFの人はすぐに原因を見つけて,手を突っ込んでP,R,Dにシフトを変えることができるのを確認。応急的にシフトとワイヤーを縛って,自走も可能に。パーキングに入ってると引きずるのも難しいし,結果的には良かった。ディーラーまで持って行ってもらう。JAF会員なので15km以内だと無料ということで,これも無料で。
次で8代目の車になるが,以前にも一度,エアコンが壊れた車をムリに使おうとしたことがあって(Peugeot205),その時も,結局とても使いにくく,使用頻度が減ってしまった。暑さ寒さよりも,窓が曇って危ないから。そのときもムリに車検を通してまもなくエンジンが怪しくなり,廃車。エアコンがダメになる頃には,ゴム類をはじめ,他のいろんな部品に不具合がでてくる。今回のシフトの故障も結果的には大したことなく直せば数万円だろうが,他にも懸念はある。車は好きだけど乗ってなんぼの考えなので,稼働率が下がると価値は半減。これからどんどん修理工場にいる時間が長くなりそうなので,お別れすることにした。
自動車の品質工学の先生に「故障」と「寿命」の違いというのを教えてもらったことがある。定義では「故障率が急激に上がるところを寿命とする」ということだったんだが,これはやはり正しいんだなと思う。なにせ,品質工学の目標は,すべての部品が一斉に寿命を迎えるようにすること,つまり,特定の部品が過剰品質でなくなること,が,そもそも自動車の作りの方針なのだ。もちろんオーバーホールすれば直るが,自動車は本当にたくさんの部品からできており,それをすべてオーバーホールすることはやはり現実的には難しい。エアコンが壊れたら次の車検は通さないことにしよう。
機械の寿命を決めるのは人間。愛着もあるいい車だったけど,お別れ。家族とともに過ごした10年間,ありがとうね,Zafiraくん。
給油・修理履歴
納入時
感想
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